禅大学

平成23年7月

フェルト教室1 フェルト教室2
講師:

フリ*スカ
北川さゆり 先生

演題:

『フェルト教室』

羊毛からフェルトを作る本格的なフェルト工作を体験しました。さまざまな色に染められた羊毛を石鹸水で揉んでいくと、繊維どうしが絡まったり縮んだりしてフェルト生地になっていきます。思わぬ色や模様が生まれるのがおもしろく、手作り感あふれる作品ができあがりました。世界に一つだけ、オリジナルのがま口です。

平成23年6月

雲水装束の中西 師
講師:

臨済宗妙心寺派 小山寺(岐阜県)
中西大健 師

演題:

『禅堂の生活』

講師の中西師はこの日、なんと雲水の出で立ちで法話に現れました。脚絆に網代傘、首からは袈裟文庫という生活必需品のみを収納したシンプルな荷物を下げた、修行僧の行脚の姿です。これには参加者の皆さんもびっくり。修行僧の姿を間近で、しかもまじまじと観察できる機会など、そうそうあるはずもありません。修行僧の荷物がどんなものなのかも、中西氏は丁寧に説明して下さいました。法話では「雲水日記」という本を元に、修行僧が道場に入門を許されるまでの間を実体験を織り交ぜて興味深くお話くださいました。中西師は言います。「道場の修行というのは本当に厳しく、一見理不尽とも取れる扱い受けることも日常です。しかし、その厳しい指導の中に実は、互いに切磋琢磨するための高い意識と他を思いやる優しさが込められているのです。私は修行時代、毎日この新鮮な気付きに溢れておりました。」

平成23年5月

西方丈でヨガ
講師:

ヨガインストラクター
橋羽弥生 先生

坐禅+ヨガというありそうでなかった組み合わせが実現しました。この日、禅大学には33名の参加者が集まり、ヨガの会場として使用した西方丈は超満員になりました。「止静」の坐禅の後に「動」のヨガ。やり方は違えど心身と呼吸を調えることは同じ。実際にこの二つを続けてやってみると、不思議に調和してまったくの別のものとは思えない自然な流れを感じました。坐禅の原点がヨガにつながるという説も、なるほどうなずけるといった思いです。この日の天候は雨。普段ならば「あいにくの・・・」というべきところでしょうが、雨の音も心地よく自然の中にこの身一つが溶け込んでいるような感覚にさせてくれます。先生いわく「雨の音が心地よくてBGMもいらないほどでした」。参加した方々の心も穏やかにしてくれたようです。禅大学のヨガの会は次回、9月を予定しております。禅とヨガの調和をみなさんも是非、体感してください。
橋羽先生のブログにも載せていただきました>>

平成23年4月

東海 師
講師:

臨済宗 崇福寺(岐阜県)
東海宏徳 師

演題:

禅の学び方

「諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教」-「悪いことをせず いい事をしなさい 自身の心を清らかにする それが仏教の教えというものです」
禅の公案の一則にこのようにあります。「悪いことをしない」「よいことをする」「心清らかに」そんなことは当たり前のことですが、その当たり前を行うことはとても難しいことです。またある禅僧はこうも言っています。「禅とは心の名なり。心とは禅の体なり。」これはすなわち自分の心と体こそが禅という仏教そのものであるということです。禅を学ぶのに外に求めることは必要のないこと。自分自身の心に向き合い続けること、それが禅を学ぶということであり、心を清くすることにつながるのではないでしょうか。

平成23年1月

作成した栞
講師:

切り絵作家
佐川綾野さん
ブログ>

演題:

切り絵教室

佐川綾野さんは、現在大阪を中心に活動している若手の切り絵作家です。自身の教室を開くのは今回が初めてのことだったそう。「バラ」「アヤメ」「コブシ」の三種類からそれぞれ好きなものを選んで作る栞は、今回のために佐川さんが作ったオリジナル。参加した15名の中にはご高齢の方も多く「細かい作業ができない。」「切りすぎちゃった」など質問とアクシデントの嵐でしたが、あくせくしながらも、きちんと対応している佐川さんの姿にはもうすでに先生の貫録が見え隠れしておりました。出来上がりはどれも個性あるすてきな作品に仕上がっておりました。佐川さん、今後もますますのご活躍を楽しみにしております。佐川さんのブログでのレポートはこちら>

平成23年1月

小澤 師
講師:

臨済宗 義雲院(山梨県)
小澤泰崇 師

演題:

音楽法話『まるい心』
-争いのない世をむかえるために-

この日、会に訪れた方々を驚かせたのは、衣姿でギターやアンプのセッティングを始めたお坊さん。小澤和尚は法話に音楽を取り入れた「音楽法話」というものを数年前から自坊を中心に行っているといいます。
小澤和尚はおっとりとした優しい口調で話し始めます。三つの「ジシン」、「自心」を見つめ「自芯」を明らかにし、そこに「自信」が芽生えてくる。自信が備われば、心もそれに伴って丸くなっていく。葡萄はお互いが丸いからこそ寄せ合う隣の実を傷つけない。そんな丸くて芯の強い心が今の世の中に必要なのではないでしょうか。童謡「夕焼け小焼け」を和尚のギターに合わせて歌うと心なしか、心の角が取れていくような気がします。詩の中に出てくる「まあるい大きなお月さま」のような人になりたいものです。

平成22年12月

長谷川 師
講師:

臨済宗 東漸寺(愛知県)
長谷川實弘 師

演題:

『感謝の心』

教室の壁一面に掛けられた地獄絵図、16枚。人が死んでから「地獄」「餓鬼」「畜生」「修羅」「人間」「天人」の六道に堕ちるまでの様子が細かく描かれている。特に地獄の描写が多く大半を占める。親を悲しませれば賽の河原で石を積み、不浄の者は乳房や首を削がれ自らの血でできた血の池で溺れる。よくもここまでむごい仕打ちを考えたものだ。そんな地獄に落ちた者を救う手だてもあるという。親が子を愛して供養すればお地蔵様の下で子供たちは楽しく遊んでいられ、年に一度お盆の時期に地獄の釜の蓋が開けば、そこから出てくる亡者たちを供養することができる。共通していることは己の幸せのみを願うのではなく、慈悲の心を持って他を思いやるということではないだろうか。命あることへの感謝、先人たちへの敬い、周りに目をやる広い心。地獄絵は現世の私たちに恐怖ではなく、善とは何かを示してくれている気がする。

平成22年11月 バス研修旅行~彦根・長島でお寺参拝とガラス工房体験~

黒壁スクエアでガラス作品制作 観音寺にて

今回は彦根、長島方面を訪れました。午前中、滋賀県竜王町にある臨済宗妙心寺派のお寺、観音寺を参拝。小高い丘の中腹にある本堂から眼下に深田池を望み、その中央を百メートルばかりの松並木の参道が貫いている。「小さな天橋立」とも言われるその景観は竜王八景にも数えられているそうです。秘仏十一面観音像が祀られている本堂に通され般若心経を唱和。住職の吉田叡禮和尚から法話を賜りました。住職は現在、花園大学文学部国際禅学科にて専任講師を務めており、法務の傍ら教鞭を執っています。今まで様々な宗派の修行を体験し、最終的に妙心僧堂に掛塔。そこでの辛く厳しい修行、それ故に「当たり前の日常を一所懸命に送る」ことの大切さに気付かされたとお話くださいました。出迎えには正装で参道入り口まで出迎えてくださり、見送りはバスが見えなくなるまで手を振ってくださいました。住職の暖かい人柄に感謝いたします。昼食後、長浜のガラス工芸で有名な黒壁スクエアを訪れました。そこでステンドグラスやサンドブラスト(模様などをマスキングしたガラスに砂を吹き付けて曇りガラス状に加工するもの)の制作を体験。初めての作業に苦戦しながらも、それぞれ思い思いの作品ができあがり、帰りのバスの中では互いに作品を見せ合ったりして盛り上がりました。

平成22年10月

年賀状作り
講師:

神門やすこ 氏

演題:

『年賀状を書く 描く』

毎年10月恒例となってまいりました、年賀状作り。講師をつとめてくださったのは、萬福寺のご近所にお住まいの水墨画家 神門やすこ(ごうどやすこ)さん。今年の干支は卯です。絵心のあるなしかかわらず、絵を描くことの楽しさを前面に出して笑顔で教えてくれる神門さんの空気に、参加者の皆さんが呑まれていきます。「う~ん、ウサギじゃなくてネコみたい」などと苦戦しながらも、楽しそうに筆を動かしていました。

平成22年9月

山本 師
講師:

臨済宗 篠原寺(静岡県浜松市)
山本無学 師

演題:

『六波羅蜜』

正しい日常生活を営むための六つの実践行という六波羅蜜。①相手の気持ちを汲み、よい行いをする「布施」②悪い心や行いに惑わされない強い心を持つ「持戒」③生老病死苦に満ちた世界でそれに耐え、辛抱強くある「忍辱」④幸せに向かって努力を惜しまない「精進」⑤一本筋の通った揺るぎない深い心でいる「禅定」⑥自分の内外をありのままに見つめ、真実を見極める「智慧」の六つです。どれも「なるほど、まったくその通りだ」というものばかり。「六波羅蜜」という名前ほど難しいことは言っていなかったのですが、当たり前のことほど自分に戒めるのが難しいといういもの。
「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」
自分自身の日ごろの行いをまず見直してみましょう。幸せになるきっかけは案外近くにあるものかもしれません。

平成22年7月

丸毛 師
講師:

臨済宗 永弘院(名古屋市千種区)
丸毛俊宏 師

演題:

『地獄めぐり』

「地獄に行かないためには?」「地獄に行ってしまったら?」というような切実な疑問を持った時、どうすればいいのか。丸毛師は中国の「志怪小説」という地獄について書いている物語をもとに、わかりやすくお話くださいました。まず、六道輪廻(地獄道・餓鬼道・畜生道・阿修羅道・人間道・天道)の内の地獄道・餓鬼道・畜生道の三つがいわゆる地獄にあたるそうです。我々は死後、だれでもそれらの道に落ちる可能性をもっていますが生前、正しい行いをしたり、他人や御先祖に尽くすことでその確率を小さくすることができるそうです。また、一度地獄に落ちてしまったとしてもお盆での供養や施餓鬼等の法要で救われるそうです。
つまりは、この世での行いがすべてということでしょうか。慈悲の心、人を敬う心を持って正しく生きることが大切です。

平成22年6月

奥田 氏
講師:

奥田建設工業㈱ 代表取締役
奥田清司 氏

演題:

『人生観』

奥田建設工業㈱は本山が平素お世話になっているところで、建築土木をはじめ不動産、銭湯などのサービス業など幅広く事業を展開されています。今回はそちらの代表取締役である奥田氏にお話をいただきました。
奥田氏は日ごろから独自の信念を強くお持ちで、そこで大切にしていることとして「天」「地」「人」「気力」「体力」「目的」の六つを紹介してくれました。

後半は「社会 VS 暴力団」というVTRを視聴しました。このVTRは警察署等で無料で貸し出しをしているもので、最近手口が巧妙になりつつある暴力団の対処法が紹介されています。このような問題は寺院にも該当するケースが増えつつあり、決して軽視できない。

午後からは境内の散策を行いました。今回は禅堂。一般の方は普段、決して中を見ることはできないが、今回特別に許可を得て公開させていただきました。

平成22年5月

巨島 師
講師:

臨済宗方広寺派 中川寺(静岡県浜松市)
巨島善道 師

演題:

『なりきって生きる~日日是好日~』

「なりきる」というもっとも禅的で、言葉ではなかなか説明が難しいことを実体験と著名人の例をあげてなんとも分かりやすく説いてくださった。

「なりきる」ことは、日常の日々を好悪の隔たりなく平穏に過ごす、雲門禅師の曰く「日日是好日」に至るために大切なことである。「咲くも無心 散るも無心 花は嘆かず 今を生きる」(坂村真民)という詩にもあるように、今なすべきことを一心に成すという姿勢が、日々の好悪を取り払ってくれるのではないか。

平成22年4月

大塚 師
講師:

臨済宗妙心寺派 興福寺(静岡県浜松市)
大塚文俊 師

演題:

『一期一会』

写経

ネイチャーゲーム

ネイチャーゲームという自然の中で行う簡単な遊びを紹介してくださいました。次々とヒントを出してそれが何のことを言っているのか当てる「ノーズ」というゲーム。決められた質問を周りの誰彼かまわずしていくゲーム。目隠しをして飲んだお茶の器を当てるゲーム。どれも五感をフルに使って楽しむゲームです。参加した方々からは自然な笑顔がこぼれていました。

平成22年3月23日(火)

加藤 師
講師:
臨済宗妙心寺派 法雲寺(京都市右京区)
加藤幹人 師
演題:

『写経の心‐般若心経‐』

写経

写経は習字の時間ではありません。坐禅で坐ることに徹するのと同じで、写経は経を書き写すということに徹します。自分の字で書くのではなく、見本の字に習って心を字に移していきます。そこにまず我を捨て無垢な自分になるという大切な心があります。

平成22年2月23日(火)

小林 師
講師:
臨済宗妙心寺派 圓光寺(埼玉県比企郡)
小林秀嶽 師
演題:
『調(ととの)える』

坐禅で身(からだ)と呼吸と心を調える。ありのままの姿で生きることが美しい。変化に飛んだ世の中で私たちが生きるのにまず大切なことは、そんな世の中に身を投じても流されることのない自身を調えることなのかもしれません。

平成22年1月19日(火)

足立 師
講師:
臨済宗青年僧の会 会長
臨済宗妙心寺派 正覚寺(岐阜県美濃加茂市)
足立宜了 師
演題:
『気づきの光』

呼吸をしていることに気付く、今生きていることに気付く、幸せに気付く。「気付き」の光は私たち自身が本来持っているはずのちょっとした心の余裕といえるかもしれません。

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