黄檗宗大本山「萬福寺」。京都府宇治市にある日本三禅宗の一つ黄檗宗の大本山

【大般若六百巻転読法要】

令和３年、萬福寺の大晦日は「ひるもうで」。

まだ明るい15時より法要が始まります。

法要中、導師よりご加持を受けることができます。

拝観無料、ご祈祷のお札授与は有料です。

【大般若六百巻転読法要】
明日15時より除夜の鐘撞きを開始します。
住職の第一打に引き続き、萬福寺本堂にて大法要を奉修致します。
■大般若法要とは→https://t.co/DqQDt3QDbV#まんぷくじ#ひるもうで#大般若法要#大みそか pic.twitter.com/CJbVygf1Xl

— 黄檗山萬福寺_まんぷくじ (@manpukuji_350) December 30, 2021

多くの禅宗や密教の寺院では、大みそかの除夜やお正月に祈祷をしております。

萬福寺では、お釈迦さまと両脇の文殊普賢両菩薩、十六善神という十六人の方角・時を司る神様が描かれた軸を掛け、お寺の鎮守の神様にお供えをします。

そして、お釈迦さまの説かれた教えの集大成である”大般若経六百巻”を、僧侶たちが声高らかに『だーいはんニャ経！』と経題を読み上げ、経本を大きく開きパラパラと転読します。そのご利益は、転読の風に当たる事に功徳があるといわれています。仏さまに今年１年の天下泰平・万民の福楽・仏法の興隆などを祈願すると共に、御参拝のみなさまの無病息災を祈念する大法要です。

【萬福寺の大般若転読法要による主な願意】

・家内安全

・諸縁吉祥

・金運来福

・開運招福

他にも

合格祈願→志望校や試験に合格を誓う

厄難消除→今年は厄年だから厄除けしたい

諸願成就・心願成就→願いや夢を叶えたい

家門繁栄→家族の幸せを願って

商売繁盛→お客様にたくさん来てほしい

など

禅門の大般若祈祷を端的に言えば、自己心内の魔の追放を第一とする禅定の力である。

内心の魔→正法を聞いて正智を明らかにすれば、たちどころに消える。

心外の魔→般若皆空の理を聞けば、害心を捨てざるを得なくなる。

無心の禅定力→物事の実相を知り、内外すべての大魔を降伏す。