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2022.01.01お知らせ

新年の御挨拶

【新年の御挨拶】

令和四年の年頭に当たり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

一昨年から長引くコロナ感染拡大の中、これまでにない病床のひっ迫など、危機的な状況におちいりました。度々の緊急事態宣言の中、気候変動も加わり、皆様にとって、ご不自由で不安な毎日を過ごされたことと拝察致しております。今後のためにも、常に最悪を想定し危機管理の重要性を痛感した一年でございました。

東京五輪も開催が危ぶまれる中、無観客ではありますが開催され、スポーツの持つ素晴らしい力が、私達に感動を与え、世界各国へコロナに応戦する日本の力が発信されました。(原稿執筆の)現在コロナも急減しつつありますが、自分の身は自分で守る意識を堅持し、コロナが投げかけた挑戦に忍耐と勇気を持って、応戦していかねばならないと存じます。

皆様もご存知の通り、私達の寺院を取り巻く環境も随分変わって来ており、従来の仏事行事が中止、簡略化はもとより、僧侶不用意識など、一度広がった流れはコロナ後も続くのではないかと懸念されております。今後の寺院運営も、益々困難な時代が来るものと感じております。何と言っても、寺院運営上の根本は、僧侶の資質向上であり、常に問題意識を堅持し、檀信徒に信頼される僧を目指すことが肝要かと存じます。

コロナ後の新しい時代に向け、時代に即応した仏事仕様等を構築し対応して行かねばならないと感じております。私共にとって、本年四月は大切な宗祖三五〇年大遠諱事業を控えており、順次準備を進めております。皆様には苦境の中ご理解を賜り、ご支援ご協力をいただいており、深く感謝申し上げます。偏にこの事業が安心で憂いのない中で、執り行われますことを切に願っているところです。

本年も何卒皆様のご支援とご協力を切にお願い申し上げますと共に、皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げ、私の新年の挨拶と致します。

令和四年壬寅歳

甘露堂 近藤博道

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