2025.10.22お知らせ
11月4日開催 第二回 隠元禅師大茶会・禅茶和合

第二回 隠元禅師大茶会・禅茶和合 開催のご案内
黄檗宗大本山萬福寺では、2025年11月4日(火)、中国より日本へ禅と茶の文化を伝えた高僧・隠元隆琦禅師の誕辰を寿ぎ、「第二回 隠元禅師大茶会・禅茶和合」を開催いたします。
本行事は、禅と茶を通じて日中両国の心を結び、平和と調和の祈りを世界へ発信する国際的な文化行事です。
隠元禅師と萬福寺について
隠元隆琦禅師(1592–1673)は、中国・福建省福清の出身で、明代末期の名僧として仏教の正伝を携え、1654年に渡来しました。その後、京都・宇治の地に黄檗山萬福寺を開創し、禅の教えのみならず、建築・書画・彫刻・印刷・医薬・食文化など、幅広い明文化を日本にもたらしました。
なかでも禅師が伝えた煎茶を喫する風習は、後に「煎茶道」として独自の発展を遂げ、今日では萬福寺がその発祥の地として知られています。ゆえに隠元禅師は「日本煎茶の祖」と称され、禅と茶を一体にした精神文化「禅茶一味」の源流を築かれました。
行事概要
当日は、萬福寺開山堂における法要をはじめ、総門前の龍目井周辺にて「隠元禅師 種茶之碑」の除幕式と、宇治由来の茶樹十八株の記念植樹を行います。
その後、寺内ではお茶席を設け、多くの来賓・茶人・僧侶が一堂に会し、「禅茶一味」の精神を体現いたします。
また、11月1日(土)にはプレイベントとして、山門前にて「月見茶会・灯茶の夕べ」も開催いたします。
皆さまのご参拝とご来場を、心よりお待ち申し上げます。
日時:2025年11月4日(火)10:00〜16:00
会場:黄檗宗大本山萬福寺(京都府宇治市五ヶ庄三番割34)
主催:黄檗宗大本山萬福寺
共催:惠明茶禅文化研究院/一般社団法人 日中茶文化交流協会
禅と茶がひとつになる日。
悠久の時を超え、隠元禅師の精神が、いま再び宇治に甦ります。