隠元禅師350年大遠諱

The 350th Daionki Hoyo

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ご挨拶

隠元禅師三五〇年大遠諱を迎えるにあたり

黄檗宗管長
黄檗山萬福寺住職
近藤博道

隠元禅師は、黄檗山開創に当たって、「いまここに新しく黄檗山萬福寺を建立し、大いに禅の高揚をはかるため一つの柱を打ち込んだ。ここを中心にして禅の真髄を大いに発揮してゆこう。禅の混じりけのない血脈が受け継がれて、それが中国から日本へと流れ伝ってきたことは全く奇特なことである。中国本土でさえ禅風があまねく行き渡るのは困難であるのに、海を渡ってここで栄えようとは、格別な思いに打たれる。私と志を共にする優れた禅僧たちよ、よくこの点に眼をすえ考えてみるがよい。宗旨の命脈は道義である。道義を保たんがための苦しい修行も、教化も私はしっかりと掌のなかに把んでいる。さあ、みんなで大いに禅風を鼓吹してゆこうではないか…」と述べられています。

今、私たちはこの禅師の黄檗禅の宗風を振い興してゆこうという志を強くもってこの遠忌を進めて参ります。この三五〇年遠諱を迎えるに当たり、開創当時の禅師の熱いことばに宗門が一致し、ひとりひとりがその思いに立ち返ることは勿論のこと、私自身も微力ながら遠諱の円満成就を期するために全力を傾注して行きたいと存じます。
これを機に皆様にご法縁をお結びいただきます様お願いいたします。

黄檗宗管長
黄檗山萬福寺住職
近藤博道

隠元禅師三五〇年大遠諱

隠元禅師
隠元隆琦像 喜多元規筆 【重文】

黄檗山萬福寺は日本三禅宗のひとつ、黄檗宗の大本山です。中国福建省から渡日された隠元隆琦禅師を開山とし、江戸幕府第四代将軍徳川家綱公の開基によって寛文元年(一六六一年)建立された禅宗寺院です。
萬福寺は令和四年(二〇二二)に宗祖隠元禅師の三五〇回目の年忌を迎えます。
隠元禅師は天正二〇年(一五九二)中国福建省に誕生、同省の黄檗山萬福寺にて出家し禅の旨を極められました。その後、黄檗山萬福寺の住職に就任、修行僧の指導と民衆教化に努められました。
承応三年(一六五四)、禅師は多くの弟子と共に来日し、日本仏教界に新風を吹き込まれました。やがて宇治の地に萬福寺を開創され、同時に当時最新の中国文化をもたらしました。
土木建築・印刷・書・絵画・彫刻・煎茶・普茶料理・食物など様々な文化を伝え、江戸時代の文化に影響を与えました。
今般、宗祖隠元禅師三五〇年大遠諱をお迎えするにあたり、その遺徳を称え鴻恩に報いる為、大法会並びに関連事業を計画いたしました。
この大事業は、萬福寺のみでは到底為し得ず、宗内はもとより、公的機関、関連団体・企業、また一般の方々の物心両面に亘るご協力を得ることで、隠元禅師の精神や文化的遺産を永く後世に伝承いたしたく存じます。
甚だ恐縮ではございますが、皆様のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。

主な事業内容

⦿ 350年大遠忌祥当法要

令和4年(2022)4月3日

⦿ 重要文化財修復

鐘楼、伽藍堂、西方丈、法堂の保存修理を実施致します。

⦿ 授戒会建壇

令和4年(2022)4月2日(土) 半日戒・代戒・追贈戒を建壇致します。

申込用紙はこちらから

⦿ 黄檗文化の宣揚と日中仏教文化交流

黄檗研究者がまとめた記念刊行物の発行や、華僑の各種団体協賛による様々なイベントが開催される予定です。

⦿ 報恩坐禅会

令和3年(2021)11月8日から3日間、黄檗宗青年僧の会を中心に萬福寺において坐禅会を開催致します。

申込用紙はこちらから

⦿ 団体参詣(団参)【黄檗宗内寺院様向け】

受入期間は令和4年(2022)1月から12月迄。団参回向については、回向料お一人3,000円、ご要望に応じて、法要後の法話や境内の拝観説明を致しますので、お申し付け下さい。

申込用紙はこちらから

⦿ その他

これらの他に写経や煎茶会が随時行われる予定です。

※コロナ禍の状況により各事業の変更あるいは中止になることがあります。

修復する主なお堂

伽藍堂(がらんどう)

伽藍を守護する伽藍神を祀るお堂の事。
本尊は華光菩薩像を安置、両側には三面大黒天、弁財天も祀られています。

寛文9年(1669)建立 単層入母屋、本瓦葺 。

法堂(はっとう)

禅寺における主要伽藍のひとつで説法を行う場所。
内部には須弥壇のみを置きます。
上堂や住持の晋山式などに使われます。
※法堂の屋根は杮葺(こけらぶき)に復元されます。

寛文2年(1662)建立 入母屋造、棧瓦葺

鐘楼(しょうろう)

長崎の元奉行であった黒川与兵衛が寄進した建物です。梵鐘は戦時中供出され、戦後再鋳されました。

寛文8年(1668) 建立 重層入母屋造、本瓦葺

西方丈(せいほうじょう)

方丈とは禅院住持の居間です。
西方丈は本山創建の寛文元年の建立で、最も古い建造物です。
※上記保存修理に東方丈廊、附廊(鼓楼より天王殿に至る廊)、松隠堂附廊(鐘楼後廊)の修復工事が追加されました。いずれも境内諸堂を結ぶ回廊部分となります。

寛文元年(1661)建立 切妻造、こけら葺き

国師号、大師号

隠元禅師は在世中、後水尾法皇の帰依を受け、大光普照国師の号を下賜され、それ以降も時々の天皇により国師号、大師号を御下賜いただきました。
この度の350年大遠諱では大師号を新たに御下賜いただく機宜を得るものです。現在、令和4年(2022)に御下賜いただけますよう申請中です。
御下賜いただけましたならば、宗内挙げて奉迎を致します。

寛文13年(1673) 後水尾法皇 大光普照国師
享保7年(1722) 霊元上皇 佛慈廣鑑国師
明和9年(1772) 後桃園天皇 徑山首出国師
文政5年(1822) 仁孝天皇 覺性圓明国師
大正6年(1917) 大正天皇 真空大師
昭和47年(1972) 昭和天皇 華光大師
令和4年(2022) 天皇陛下 申請中

隠元禅師が日本にもたらした物

皆さんの身近に、隠元禅師が日本にもたらしたものが沢山あります。

食べ物では、いんげん豆・すいか・たけのこ・れんこんなど。また「寒天」の名付け親と言われています。

お仏壇等で見かける「木魚」も隠元禅師に依るものとされ、その原型となる飯梆(はんぱん)・開梆(かいぱん)が萬福寺にあり、日常の行事の時間を知らせる鳴らし物として、代々使用されています。

ロゴマークに使われている桃について

桃は邪気を払う食べ物と言い伝えがあり、萬福寺のお堂正面入口には魔除けの意味を込めた「桃戸」とよばれる桃が彫られた扉があります。

巻頭の辞の如く、当山では宗祖隠元禅師三五〇年大遠諱を奉修いたします。全末寺挙げてこの事業に取り組んでいるところでありますが、宗内のみでは成し得ず、これを機に「奉讃会」を立ち上げ、ご協力の輪を広げて事業を推進していきたく存じます。

景気の動向も不安定の中、出費ご多端の折柄ではありますが、重要文化財の修復事業を始めとする当事業に大小を問わずご協賛いただき、黄檗山萬福寺とのご縁を結んで頂きたく、書面で失礼ながら謹んでお願い申し上げます。

黄檗宗宗務総長 大遠諱委員会事務局長
荒木將旭

ご寄付のお願い

今般、隠元禅師の徳を偲ぶと共に、文化、芸術的な面での恩恵を顕彰し、一般の方々にも広く知って頂くため、令和4年(2022)宗祖隠元禅師350年大遠諱を迎えるにあたり、大法会の厳修と併せて7棟の重要文化財を修復することを計画致しました。
宗内はもとより、公的機関、関連団体、関連企業、加えて一般市民の総合的な英知を結集し、本事業の重要性をふまえ、物心両面にわたり、積極的なご参加とご協力をお願いするものであります。文化の向上と祖山保全に努め、併せて社会的理念に応える施設の充実をもって、佛恩に報いんとするものであります。
これら大事業は、当山のみでは到底為し得られず、ここに指定寄付制度(寄付金控除)の適用をもって幅広く諸賢の外護に浴し、禅師の精神や文化的遺産を永く後世に伝承致したく存じます。
災禍にあって皆様それぞれにご事情がおありのことと重々承知し大変心苦しい思いですが、一人でも多くの方によるご賛同を賜りますれば幸甚に存じます。
何卒ご理解ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

合掌
黄檗宗大本山萬福寺

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ご協力いただきありがとうございました。