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2021.09.19お知らせ

法皇御忌

【後水尾法皇と黄檗について】

本山では後水尾法皇を称えて、毎年9月18日〜19日にかけて「法皇忌」が厳修されている。

 

第108代天皇、後陽成天皇の王子。

黄檗山の広大な土地は、母方(中和門院)の生家である近衛家が所有していた土地で、幕府が収公して寄進された。

また、現在重要文化財に指定されている伽藍は、後水尾天皇の奥方である徳川家の関係によりその大部分が寄進されている。

宗祖隠元禅師が来日され、1654年に黄檗山が開創されたことは後水尾上皇がいらっしゃらなければ有り得なかったことである。(現代で例えるならば、ダライラマが日本にやって来て大寺を作って貰うようなもの)

隠元禅師に帰依、龍溪禅師を通じて法を嗣がれ”法皇”となられる。

寛文13年(延宝元年)、隠元禅師に国師号「大光普照」を下された。

 

僧名は圓淨道覺。

塔所は泉涌寺月輪陵。

1680年8月19日示寂。

(暑気中の為か、現在は9月に厳修)


[松隠堂/菊の御紋]

瓦や幕などには、皇室を象徴する「菊」の意匠が用いられている。

 

 

[法要の様子/令和3年9月19日]

密を避ける為、本堂にて奉修された。

 

[中和門院御宮/庭園内の井戸]

中和井(ちゅうわせい)と彫られた井戸。

 

[舎利殿]

現在も法皇の御位牌を安置している。


【御礼】一部記事を黄檗布教師の方からのご指摘を頂戴し修正致しました。

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